6日のEURO2016予選でマルタと引き分けたアゼルバイジャン代表だが、とんでもない記録を達成していた。
それは、小さな代表チームにあって今年に入ってからEURO2016予選を1勝3分と無敗で乗り切っていること………ではなく、何と親善試合も含めた5試合の先発メンバーが全て「○○フ」で終わっているということだ。
先日、アイスランド代表の先発メンバーが全員「○○ソン」であったことをお伝えしたが、世界は広かった。
アゼルバイジャンは元々「○○フ」という名前は多かったが、ユフク・ブダク、トゥールル・エラトらトルコ系の選手も多く全員の名前の語尾が同じであるのは珍しい事態である。昨年11月のデンマーク戦でエルヴィン・ユヌサーゼが先発起用されたのが、最後の"例外"となっている。
各試合の先発メンバーは以下。
▽マルタ戦(9月6日)
カムラン・アガエフ、ガラ・ガラエフ、マゴメド・ミルザベコフ、バダヴィ・ヒュセイノフ、ルスラン・グルバノフ、ドミトリ・ナザロフ、ラシャド・F・サディゴフ、ラヒド・アミルグリエフ、ジャヴィド・タギエフ、アリフ・ダシュデミロフ、アフラン・イズマイロフ
▽クロアチア戦(9月3日)
カムラン・アガエフ、ガラ・ガラエフ、マゴメド・ミルザベコフ、バダヴィ・ヒュセイノフ、マゴメド・クルバノフ、ルスラン・グルバノフ、ドミトリ・ナザロフ、ラシャド・F・サディゴフ、ラヒド・アミルグリエフ、アリフ・ダシュデミロフ、アフラン・イズマイロフ
▽ノルウェー戦(6月12日)
カムラン・アガエフ、ガラ・ガラエフ、マクシム・メデヴェデフ、バダヴィ・ヒュセイノフ、ルスラン・グルバノフ、ドミトリ・ナザロフ、ラシャド・F・サディゴフ、ジャヴィド・ヒュセイノフ、ラヒド・アミルグリエフ、アリフ・ダシュデミロフ、アフラン・イズマイロフ
▽セルビア戦(6月7日)
カムラン・アガエフ、ラシャド・F・サディゴフ、ラヒド・アミルグリエフ、ジャヴィド・ヒュセイノフ、ルスラン・アブショフ、マゴメド・クルバノフ、アリフ・ダシュデミロフ、マゴメド・ミルザベコフ、アフラン・イズマイロフ、ドミトリ・ナザロフ、ルスラン・グルバノフ
▽マルタ戦(3月28日)
カムラン・アガエフ、ガラ・ガラエフ、マクシム・メデヴェデフ、バダヴィ・ヒュセイノフ、ラシャド・F・サディゴフ、ジャヴィド・ヒュセイノフ、ヴュカル・ナディロフ、ラヒド・アミルグリエフ、ナミク・アラスカロフ、アリフ・ダシュデミロフ、アフラン・イズマイロフ
ちなみに途中出場でクロアチア戦と3月のマルタ戦に起用されたエディがいなければ、2015年に試合出場した選手全員が「○○フ」となる珍事を達成していた。
代表を指揮するロベルト・プロシネツキ監督は、この件についての発言はないものの「ミスが起きるのがフットボールだ。ジョン・テリーでさえもね。」と同チームの好調に対してコメント。フッフッフと不適な笑みを浮かべたとか浮かべてないとか。
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