なお、7万人規模では現在、アトランタ・ファルコンズとミネソタ・バイキングスの新スタジアムが建設中。
メルセデス・ベンツ・スタジアム
71,000-75,000人/アトランタ・ファルコンズ(NFL)、アトランタ・ユナイテッド(MLS※2017年に参入予定)
ファルコンズの新ホームは2017年の完成予定。総工費14億ドル(およそ1690億円)のハイテクスタジアムで、すでにメルセデス・ベンツがネーミングライツを取得している。2017年からMLSへ参入予定のアトランタ・ユナイテッドもホームとして使用する。
USバンク・スタジアム
65,000-73,000人/ミネソタ・バイキングス(NFL)
バイキングスの方は、ひと足早い2016年の完成予定。こちらもUSバンクがネーミングライツを取得しており、2018年のスーパーボウルが開催されることも決まっている。総工費は10.6億ドル(およそ1280億円)。
あくまでアメリカのスポーツシーンに即した形でこれらのスタジアムは存在、あるいは現在建設されており、規模を含めそのまま日本へ取り入れるというのは難しいだろう。ただ、これらの多くに「ファンの目線」が反映されていることは間違いない。そしてそうした姿勢というのは、再スタートを切った新国立の整備計画でも十分参考になるはずだ。
時間が限られていることは確かだが、東京の都心に素晴らしいスタジアムが生まれることを願うばかりである。