9月25日、『Correio Braziliense』は「裁判所は、ブラジル代表FWネイマールとその家族の資産1億8880万レアル(およそ57.4億円)を凍結したと発表した」と報じた。
ネイマール個人の資産としてはそのうち1960万レアル(およそ6億円)が凍結対象となっている。
サンパウロ連邦裁判所は、ネイマールが2011年から2013年の間に税金の支払いを不正に逃れたという容疑で捜査を進めており、その過程で資産が凍結されることになった。
ネイマールは2013年にサントスからバルセロナへと移籍したものの、それらに関する収入を正しく申告していなかったという疑いがかかっている。
もしこれで有罪になった場合、脱税によって得られた利益の150%の追徴課税が行われる予定となっており、その額は5500万ユーロ(およそ74.7億円)に至る可能性があるという。
ネイマールの移籍に関しては、バルセロナ側も移籍金の支払いで多額の現金の取引を隠していたという疑惑があり、裁判が進められている最中である。
額面上では5700万ユーロ(およそ77.4億円)の支払いが行われたとされているものの、実際は少なくとも8330万ユーロ(およそ113.1億円)が動いたという可能性があると告発されており、税負担を意図的に少なくしようとした疑いがある。
現在はバルセロナにさらなる資料の提出が求められている段階にあり、9月14日に20日の猶予を与えられていた。