ヨーロッパの主要リーグが始まって1か月以上が立った。様々な選手の活躍が見られるが、チームの浮沈の鍵を握る1つの要因は外国人選手が働くかどうかということだろう。
一方で、多すぎる外国人選手は、自国の選手の成長を妨げるとして反発する見方もある。外国人選手の登録人数を削減したり、ホームグロウン制度のようなルールを新設したりだ。
今回は、主要リーグで外国人選手が占める割合はいかほどのものなのだろうか?『transfermarkt』を元に調べてみた。
主要リーグの外国選手選手割合
▽順位、国名・リーグ名・外国人選手の人数/全選手数(一軍のみ)・パーセンテージ(%)の順
1.イングランド・プレミアリーグ 361/528 68.4%
2.イタリア・セリエA 309/552 56.0%
3.ポルトガル・リーガノス 281/518 54.3%
3.ベルギー・ジュピラーリーグ 248/457 54.3%
5.ドイツ・ブンデスリーガ 250/512 48.8%
6.フランス・リーグアン 254/539 47.1%
7.スペイン・リーガ・エスパニョーラ 204/485 42.1%
8.ロシア・プレミアリーグ 154/374 41.2%
9.オランダ・エールディビジ 163/469 34.8%
10.ウクライナ・プレメル・リガ 62/353 17.6%
これを見ると、外国人枠の制限が必ずしも%に反映されているわけではないことがわかる。例えば、オランダは外国人枠の制限はなく代わりに外国人選手の最低年俸を高くすることで実質制限している。また、ロシアなどでも外国人の登録制限はない。
一方で、1位のイングランドは毎シーズン外国人への風当たりが強まっており、ホームグロウン制度を設立、さらに強化の方向で進んでいる。2位のイタリアも同様にここ10年以上外国人選手に対する制限は厳しいものになっている。
それでも、制度があればその穴や特例もあり、結局のところ外国人の割合は高いままだということがわかるだろう。