9日、FIFAコカ・コーラ・ワールドランキングの最新版が発表され、 記録的ジャンプアップを見せた国があった。
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#WorldCup qualifying heroes #Bhutan are the biggest climbers this month #WCQ
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2015, 4月 9
そのチームとは、先日行われた2018年ワールドカップのアジア1次予選でFIFAランキング最下位にもかかわらずスリランカを破り、歴史に残るジャイアントキリングを見せたブータン代表である。
3月に行われたインターナショナルマッチの結果が反映された今回のランキング。ブータンは先月開催されたスリランカとの2試合を2連勝しており、最下位であった209位から46ランクアップし163位までその順位を上昇させた。
ブータンに近い順位の国でいえば、159位がインドネシア、162位がシンガポール、164位がマレーシア。つまり、ブータンはFIFAランキングでASEAN各国と肩を並べた形である。これは歴史的なジャンプアップと言えよう。
FIFAランキングでは毎回、「順位を最も上げたチーム(Best Mover)」と「順位を最も下げたチーム(Worst Mover)」を発表しているが、46ランクアップはもちろん順位を最も上げたチームである。なお、 昨年ギリシャを破ったフェロー諸島は順位を82ランクアップ上げていた。
アジア2次予選では日本代表とも対戦の可能性があるブータンは人口およそ70万人の小国。
世界で最も国民幸福度の高い国としても知られており、親日国でもある。 現在代表チームの監督は日本人の築舘範男氏が務めており、国王は日本代表との対戦を望んでいるとも伝えられている。
なお、今回のFIFAランキングでは日本が順位を3つ上げ、50位にアップ。上位陣に大きな変化は見られなかったが、ウェールズ代表が順位を15ランク上げ史上最高位となる22位につけた。