28日のマンデーナイトに行われたプレミアリーグ第7節のWBA対エヴァートン戦。
試合は2-3でエヴァートンが勝利し、リーグテーブルで5位に浮上した。
10 MINUTES TO GO From 2-0 down to 2-2, will Everton find a late winner?
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— Premier League (@premierleague) 2015, 9月 28
試合を優位に進めていたのはホームのWBAだった。
41分、ギャレス・バリーのパスミスをジェームズ・モリソンが拾い前線へパスを送ると、ここにサイード・ベラヒーノが走り込んでシュートを放ち先制点を獲得する。続く54分にもWBAはコーナーキックからクレイグ・ドーソンがヘディングでゴールを流し込み、2-0に。試合はここで決まったはずだった。
しかし、エヴァートンは反撃を開始する。
55分、ジェラール・デウロフェウのクロスにロメル・ルカクが頭で合わせて1点を返すと、75分にはルカクとのコンビネーションで抜け出したアルナ・コネが豪快にネットをこじ開け2-2に。そして84分、デウロフェウのクロスに再びルカクが押し込み、2-0からの大逆転劇を完結!エヴァートンが敵地で2-3と勝利した。
今シーズンのプレミアリーグではアウェイチームが敵地で勝利するケースが多くなっており、今回のWBA対エヴァートン戦もそのような展開となった。サッカーの世界では「2-0は危険なスコア」という謎の通説があるが、WBAにとってその言葉通りのものとなってしまった。
そんななか、『Opta』がこんなデータを紹介していた。
4144 - Number of times a team has trailed by 2+ goals in the PL: 4,144
Number of comeback wins from 2+ down: 71
Everton wins from 2+ down: 2
— OptaJoe (@OptaJoe) 2015, 9月 29
『Opta』によれば、プレミアリーグの歴史上、差が2点以上ついた試合は全部で4144あったのだそうだ。これにはもちろん昨夜のWBA対エヴァートン戦も含まれているわけだが、そのうちその点差をひっくり返して逆転勝利したケースはわずか71件のみであったという。
これは割合でいうと、1.71%である。さらに、この71回のうちエヴァートンは2度2点差以上をひっくり返しているのだそうだ。
以前Qolyでは、2014-15シーズンのプレミアリーグ全380試合を対象に『「2-0」は本当に危険なスコアなのか?』を調査したが、この時「2-0」から逆転に成功したケースは2-0という状況になった全試合のうちの2.06%であり、この数値と近いものになっている。