J2水戸ホーリーホックはこれまでに、ホアン・アイン・ザライ(HAGL)のFWグエン・コン・フオン(20歳)の獲得を目指し、5度にわたりHAGLと交渉し、ついにHAGLから移籍の同意を得たという。これにより、グエン・コン・フオンは、2013年にコンサドーレ札幌に期限付き移籍したレ・コン・ビンに次ぐ二人目のベトナム人Jリーガーとなる見込みだ。
水戸の代表者は、Vリーグ終了後にベトナムを訪問。予てから進めてきた「ベトナムのメッシ」ことグエン・コン・フオンの移籍について、HAGLとの間で交渉を開始。27日になって、HAGLの代表者がグエン・コン・フオンの2016シーズンの移籍に関して、大筋で合意に至ったと明らかにした。
HAGLの代表者は、「選手たちを更に高いレベルでプレーさせたいと思っている。日本でプレーすることは、彼らの才能を育てるための素晴らしい機会となる。グエン・コン・フオンの移籍に関しては、双方とも合意しているが、今後は契約面の詳細について決定していく」と語った。
水戸は2013年ごろから、FWグエン・コン・フオン、MFグエン・トゥアン・アイン、SBグエン・フォン・ホン・ズイらに注目しており、U-19ベトナム代表での活躍を追ってきた。水戸は現在J2で下位に低迷しているが、来季以降の飛躍を目指し、ベトナムの若い才能の獲得に踏み切った模様だ。
(C) bongda+, グエン・コン・フオン(左)とレ・コン・ビン(右)
記事提供元:「水戸が獲得狙うベトナムのワンダーボーイ、日本で第2のレ・コン・ビンとなるか@Vietnam Football」