昨シーズンはセビージャが優勝を果たし、見事「連覇」という快挙を成し遂げたUEFAヨーロッパリーグ。
1日、欧州各地で第2節が行われ、シャルケがフランコ・ディ・サントのハットトリックなどで大勝した一方、週末にバイエルンとの大一番を控えるドルトムントは敵地でPAOKと1-1と引き分けた。
「ヨーロッパの頂点を目指すもう一つの戦い」として知られるELは、「UEFAカップ」が姿を変えたもの。現在の名称は2009-10シーズンから用いられており、昨シーズンからは優勝チームに翌シーズンのCL出場権が与えられることになった。
そんなELでは大会をより高貴なものにしようと、アンセムが制作されていた。パリ国立歌劇場管弦楽団によって演奏されたメロディはなかなか荘厳であり、チャンピオンズリーグのように試合前のスタジアムで流されている。
そんなELアンセムだが、実は今シーズンから変更になっている。そのメロディがこちら。
こちらが新バージョンのアンセム。試合前に流れる40秒の短縮版である。
「選手やファン、監督たちの間にある強烈な結束」をイメージしてドイツ人の音楽家ミヒャエル・カデルバッハ氏が作曲したこの新アンセムは、2015-16シーズンから使用されており、TVでは中継の開始時に、スタジアムではキックオフ前の整列時に流される。
ちなみに、前のバージョンはこんな感じ。
名称が現在の「UEFAヨーロッパリーグ」へと変更された2009-10シーズンから昨シーズンまで、6シーズンにわたって使用されたこのメロディ。
導入直後はあまりファンの胸を打っていなかった印象であるが、やはり6シーズンも聞いているとどこか親近感のようなものが生まれはじめ、ファンの中にはこのメロディが好きだという人も少なくなかったはず。編集部S的にも愛着がわき始めていた頃だったのだが…このタイミングでのリニューアルとなったようだ。