ついに明日に迫ったシリア戦。3連勝でグループ首位に立っている相手ということで、日本代表にとっては大きな意味を持つ一戦だ。
ここで敗れれば首位との勝ち点差は5と広がってしまい、そうなれば残り4試合で逆転できる可能性もかなり低くなる。
グループで最大のライバルと目されていたシリア代表とはどんなチームなのか? Qolyでアジアを担当する編集部K(籠信明)が解説する。
シリア代表の概要
FIFAに加盟したのが1937年であり、1940年代からワールドカップ予選に参加している。中東では比較的古い部類に入るシリアサッカー連盟。
AFCには1970年に加盟し、アジアカップにはこれまで5大会で予選を突破している。ただ意外なことにこれまで決勝トーナメントに進んだことは一度もない。
フル代表のカテゴリでは、近年の日本との対戦経験は3回。2005年2月2日にはキリンカップで初対戦し、ジーコジャパンが3-0で勝利を収めている。
2008年11月13日の試合も長友、玉田、大久保のゴールで3-1と勝利を収めており、ホームでの試合はほぼ圧倒して2連勝した。
直近の対戦は2011年アジアカップである。長谷部の先制点でリードしたものの、70分に川島がPKを与えてしまい、退場。しかし本田のPKで再び突き放し、日本が白星を飾っている。
フル代表に限って言えば、日本はこれまでシリアと3戦3勝と相性は悪くない。ただ、そのうち二つはホームの親善試合であり、それを差し引いて考える必要もあるだろう。