20日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ第3節の1日目。

最大の注目カードは、なんといってもアーセナル対バイエルンの試合だろう。

ビッグクラブ同士の一戦ということで多くのサッカーファンがチャンネルを合わせたであろうこの一戦。ゲームをさらに興味深いものにしたのは、アーセナルが置かれた状況だ。

アーセナルはこれまでディナモ・ザグレブ戦、オリンピアコス戦と続けて黒星を喫しており、最悪の展開でバイエルンとの連戦を迎えていた。

過去のCLのグループステージにおいて、2連敗スタートから突破を決めたケースはわずかしかなく、このバイエルン戦はアーセナルにとって勝利が必須だったのだ。

試合は結局アーセナルが後半に2ゴールをあげ、2-0で勝利。今季これまで無敗だったバイエルンに初めて土をつけた。

この試合で2ゴールしか生まれなかった理由は、両ゴールマウスにマヌエル・ノイアーとペトル・チェフという世界最高峰の両GKがそびえ立っていたからであろう。両選手はナイスセーブを連発し、この大一番はより緊迫したものになった。

なかでも前半途中、ノイアーが見せたこの驚愕のセービングには世界中のサッカーファンが息を飲んだ。


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アレクシス・サンチェスとの崩しで左サイドを駆け上がったナチョ・モンレアルからのクロスボールを、中で待っていたセオ・ウォルコットがヘディングでシュート!

ウォルコットはフリーであり、ノイアーはポジションを戻している途中であったことから、このシュートは決まったかに思われた。

しかし、流石はノイアー。

左手一本でこのシュートに反応すると、その腕力でゴールを弾くことに成功。この決定的ピンチを防いだのだった。

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