EURO2016の予選に敗れ、まさかの形で本大会出場を逃したオランダ代表。
不振の原因はいくつかあるが、その一つに挙げられているのがロビン・ファン・ペルシーやヴェスリー・スナイデルといったベテラン選手をサポートできるような若手選手が台頭してこなかったことだ。
オランダが次に目指すは2018年ワールドカップへの出場である。来年9月にスタートするその予選に向けて代表チームの入れ替えを希望するファンも少なくないのだが、Twitter上では現在、こんなハッシュタグが流行しているようだ。
#AsensioWillemseninOranje
「アセンシオはオランダ代表へ」という意味になるこのハッシュタグ。
オランダのジャーナリストやファンの間で使用されているのだが、ある選手を「オランダ代表へ!」と呼びかけるものであるそうだ。その選手とは、リーガ・エスパニョーラで輝く19歳のMFマルコ・アセンシオだ。
A future star? @realmadriden's @marcoasensio10 was the match-winner for @SeFutbol #U19EURO pic.twitter.com/xlcGpf6Wol
— UEFA.com (@UEFAcom) 2015, 7月 16
マルコ・アセンシオは1996年1月生まれの19歳。
マジョルカ島で生まれマジョルカでプロキャリアをスタートさせると、昨年夏にレアル・マドリーが争奪戦に勝利。現在はエスパニョールにローン移籍しており、先週末のレアル・ベティス戦では1試合3アシストと大暴れして見せた。
さて、そんなマルコ・アセンシオはスペインの世代別代表をそれぞれ経験しており、この夏ギリシャで行われたU-19欧州選手権ではスペイン代表の背番号10を背負ってプレーした。チームの優勝に大きく貢献しており、大会の最優秀選手に輝いている。
スペインの若手選手なかでも評価が高くA代表行きを期待され“スペインの至宝”と呼ばれることもある。
しかし、マルコ・アセンシオの母親はオランダ人であり、本人はオランダの国籍を保有している。そのため、代表選択でもオランダを選ぶことは可能であり、スペイン『AS』によれば、オランダサッカー協会もマルコ・アセンシオと交渉を行っているのだという。