南米・チリで開催中のU-17W杯。日本が出場していないことはただただ悲しいが、サッカー界の未来を担う若武者たちが見せる“洗練されていないがしかしハツラツしたプレー”は改めてサッカーの楽しさを教えてくれるものがある。

そんな若い彼らは流行にとっても敏感。U-17フランス代表の守護神でジネディーヌ・ジダンの次男ルカ・ジダンが目標に隣国ドイツのマヌエル・ノイアーを掲げるように、今時のGKにとって憧れの的はやはりノイアーのようだ。

素直で吸収力も旺盛な10代。ルカは早速22日のパラグアイ戦で父親&ノイアーばりのトリッキーなプレーを披露したが、同日行われた南アフリカ対北朝鮮の試合でも、ノイアーに触発された選手が驚愕のプレーを見せたぞ!

なんと南アフリカのGKがハーフウェイライン付近まで飛び出し相手のボールをカット!そこからさらに5メートル、10メートルとドリブルで前進し、最後はロナウジーニョばりのノールックパスを味方に送りチャンスメークしたのである。

1-1の同点で時間は後半アディショナルタイム。初戦で敗れていた南アフリカにとって、是が非でも勝利が欲しい状況であったとはいえ、勇猛果敢にして実にリスキーなプレーである。時代はここまできたのか…

ノイアーばりの飛び出し&ドリブルを見せたのは南アフリカの守護神モンドゥリ・ムポト。

『supersport.com』によると好きな選手はやっぱりノイアーだったが、一方でメッシを「世界一の選手」と敬愛しているのだとか。これはもしや「ノイアー+メッシ」を融合したGK誕生の瞬間…(んなわきゃ略)

しかしせっかくムポトがここまで危険を冒してチャンスを作り出したにもかかわらず、味方はこの決定機を外し試合は1-1の引き分けで終了。2試合を終えて勝ち点1の両者は最終節にグループ突破をかけることとなった。