レヴァークーゼンとのCLを3-2で制したローマ。
この両チームは第3節と第4節で対戦したわけだが、この2試合で生まれたゴール数はなんと13。2試合とも壮絶な試合であった。
ROMA HA VINTO! Triplice fischio all'Olimpico, #RomaBayer finisce 3-2! Avanti così ragazzi! #UCL pic.twitter.com/OHUJzn6axz
— AS Roma (@OfficialASRoma) 2015, 11月 4
オリンピコでの撃ち合いを決したのは、ミラレム・ピャニッチのPKだった。
78分、ヴァシリス・トロシディスが高いクロスボールを入れると、これをエディン・ジェコが胸で落としてシュートをするも弾かれ、ここからローマは撃ってはレヴァークーゼンが弾くという展開に。すると、エリア内でレヴァークーゼンDFウメル・トプラクがムハンマド・サラーを倒し、ローマにPKが与えられたのだ。
ここまで毎試合のように失点が続くローマ。この試合でも早々に2点を先制していたにもかかわらず、後半のわずか5分間にレヴァークーゼンに同点を許していた。
さらに、ヨーロッパのコンペティションにおいてローマがクリーンシートに失敗するのはこれが連続26試合目のこと。これはワースト3位に記録であるという。
こうした背景があるだけに、ロマニスタはこのPKを祈るような心境で見ていたに違いない。そしてピャニッチが蹴る直前、ローマのベンチにはこのシーンを目にすることができなかった選手がいた。
#RomaBayer 3-2, Florenzi ha preferito non guardare il rigore di Pjanic
@Florenzi @Miralem_Pjanic pic.twitter.com/fLZmTREAMW
— SportMediaset.it (@Sport_Mediaset) 2015, 11月 4
この日先発し、途中交代となっていたアレッサンドロ・フロレンツィだ。
フロレンツィはピャニッチがペナルティスポットにボールを置くとベンチコートのフードを目深にかぶり、隣にいたチームスタッフに抱きついたのだ。
まさに「見てられない…」といった感じ。ローマ陣営の心境がよく伝わってくるシーンだった。