21日、バルセロナとレアル・マドリーが激突するクラシコが行われる。113年もの間、互角の戦いをしてきたという両チームがライバル視されるようになった理由は何であろうか?
最近ワールドサッカーを見始めた方も、何となく今までクラシコを見てきた人も、今更人に聞けないクラシコにまつわる基礎知識をお届けする。
レアルのエンブレムに王冠が描かれている理由
レアル・マドリーの前進であるマドリー・フットボール・クラブが誕生したのは1902年のこと。マドリー・フットボール・クラブが現在のレアル・マドリーとなったのは1920年にアルフォンソ13世にレアルの称号を賜ってからだ。クラブ・エンブレムに王冠が描かれているのはブルボン家を象徴してのものだ。
「レアル」とは、「王立・王朝」の意味であり、スペインに多く存在する「レアル・○○」というチームは、サッカー好きのアルフォンソ13世が称号を与えたということになる。他には、マジョルカ、レクレアティーボ、ソシエダが該当する。
ちなみに、バルセロナは1899年にジョアン・ガンペールらによって設立される。レアル・マドリーよりも3年ほど前のことである。