“禁断の移籍”とは?

レアル・マドリーからバルセロナ、また、バルセロナからレアル・マドリーに移ることは“禁断の移籍”と呼ばれている。代表例は、2000年7月にバルセロナからレアル・マドリーへ移籍したルイス・フィーゴだ。当時の移籍金最高額100億ペセタ(およそ61億円)で電撃移籍をしたフィーゴは散々な目に合う。経営する日本料理店が暴動の被害に遭い、後のクラシコで豚の頭がスタジアムに投げ込まれた。

今でもフィーゴはバルセロナ・サポーターから許されていない。今年6月に行われたバルセロナとユヴェントスのOB戦では、サポーターの圧力により前者へ参加する計画が頓挫してしまったほどだ。

過去にはリカルド・サモラ、ルイス・エンリケ、ハビエル・サビオラ、サミュエル・エトーなどが両チームのユニフォームに袖を通したが、必ずしも全てのケースでサポーターから咎められるわけではない。ユースの時に過ごしただけ~とか、戦力外の選手が~とかはあまり問題視されないのだ。

特別な17分14秒

カンプ・ノウでのクラシコでサポーターが大きく声をあげる瞬間がある。前後半の「17分14秒目」のときだ。これは、987年から続いたカタルーニャ君主国が1714年5月スペイン軍に制圧され幕を閉じた、という歴史に由来する。年号をもじって「17分14秒」というわけだ。

「独立、独立だ!(In, Inde, Independència!)」と叫ぶサポーターの姿がお分かりだろうか。

以上、クラシコにまつわる基礎知識を5つ厳選してお届けした。日本では、21日深夜2時からWOWOWにて独占生中継で放送予定だ。

【外部リンク】WOWOWクラシコ特集ページ

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