2015年度のアジア・チャンピオンズリーグは先日、広州恒大(中国)の2年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。

今年の日本勢はグループステージ2試合を終えた段階で柏レイソルを除くガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズの3チームが連敗という非常に低調なスタートを切り、Qolyでも「ACLでJリーグのクラブが勝てない6つの理由」と題した記事をお届けした。

その後は巻き返したものの浦和、鹿島がグループ最下位で敗退。柏が準々決勝、ガンバ大阪が準決勝でともに優勝した広州に敗れ、またしてもアジアの頂点に返り咲くことはできなかった。

2008年のガンバ以来優勝がなく、日本勢にとって厳しい時期が続いている。ただゴール数に関してはトップだったようだ。ACLの公式ツイッターが伝えている。

41の国から49のクラブが参加した今年のACL。全143試合で生まれた392ゴールのうち、日本が35試合58ゴールでトップだったという。

日本以下は韓国が35試合57ゴール、中国が37試合51ゴールと、極東勢が1~3位までを独占。その後、サウジアラビア、カタール、UAEと中東勢が続いた。

参加チーム数などで試合数が異なるが、日本は1試合の平均ゴール数でもグループステージで1チームの出場に留まったタイの2.1に次ぐ1.66を記録し2位に入っている。

代表も含め何かと決定力不足と叫ばれる日本だが、得点に関してはこうして結果を残している。となると、カギは勝負所で体ごとゴールへ迫ってくる相手に守備陣がどう持ちこたえられるかということだろう。

来月、再び日本に戻ってきたクラブW杯に開催国枠でJリーグ王者が出場する。しかし来年こそはアジア王者として、堂々と出場してもらいたいものだ。

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