28日、『FourFourTwo』は「元ミラン監督のクラレンス・セードルフ氏は、イングランド・プレミアリーグで指揮を執ることに前向きである」と報じた。
2013年に自身の古巣でもあるACミランの監督に就任したセードルフ氏。しかしクラブの成績は低迷し、最終的には2年の契約を全うできず解任されている。
その後はどこのクラブにも所属していないものの、ミランとの契約が切れる2016年夏が近くなって徐々に次の仕事の話も浮上してきた。
先日はニューカッスル・ユナイテッドの首脳陣と極秘会談を行ったとも伝えられるなど、イングランド方面の話も。
『BBC』の取材に答えたセードルフ氏は、今のところ特に何も決まっていないと言いつつも、イングランドで指揮を執ることは夢だと話した。
クラレンス・セードルフ
「イングランドと私の間にはある縁があるんだ。
私は何度もイングランドでプレーする機会に接近していた。しかし、それは起こることはなかった。だから監督としてイングランドのサッカー、そのファン、そして毎週の流れに触れることはとても良い経験になると思う」
「(オランダ代表やガラタサライの話があった?)
次の仕事について、多くの噂はあった。しかし、主要なクラブと関係することは良い感触だし、全く選択肢がないよりも、いくつかの選択肢がある方がいいものだよ。
僕は多くの偉大な監督の元で働き、いくつもの違った国でプレーできたのは幸運だった。その全て――オランダ、イタリア、スペイン、ブラジルのサッカーから少しずつ取り入れている。
私はその全てを自分のチームで混合させたい。良いポゼッションと組織を持つオランダのサッカー、そして攻撃的なメンタリティを持つスペインのサッカー。
イタリアは非常に組織化された方針で守ることを熟知しているし、結果のためにプレーする。そして才能を出せるだけの自由がブラジルサッカーにはある。
ミランにいたとき、私はそのような試合をいくつか見ることが出来た。そして今、より一貫した原則を持ってそれを作りたい。
攻撃的なサッカー、そして良い組織力を持った守備のシステムでね」