イニャーツィオ・アバーテ

ミランに移籍した本田は途中加入であったこと、当初はイタリア語を喋れなかったというハンデもある中で、最初に仲が良いと報じられたのは同年代の選手達だった。

CSKAモスクワに続いて本来のトップ下ではなく右サイドで起用されると、一列下の右サイドバックをやっていたアバーテとは良いコンビネーションを見せた。『Gazzetta dello Sport』に対して「圭佑とは最高に息が合っている」と語ると、日本の報道でも「圭佑とは右サイドでとても相性がいいんだ。意識しなくても自然にできている」と伝えられている。

また、本田はカラオケが好きであるといい、プライベートで一緒に行こうと話をしていることも明かしている。

アバーテは元々高い位置のプレイヤーであり後に右サイドバックへコンバートされた。そのために、攻撃力は高く評価されオーバーラップを好む。右サイドの本田は逆に本職でないために中へ入ることが多く、オーバーラップのスペースが空きやすいことが相性の良さを生んだのではないかと呼ばれている。

一時期は移籍も噂されたがアバーテだが、2019年まで契約延長。今季はこれまでセリエA7試合に出場している。上述の動画でもアバーテのクロスに本田が合わせる格好になっているのがおわかりだろうか。

【次ページ】悪童