2日、『Telegraph』は「トーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールは、トッテナムから受け取っている給与がネックになってピッチに復帰できない状況にある」と報じた。
今年9月にトッテナム・ホットスパーからの退団が発表され、その後フリーエージェントとなっているアデバヨール。
ウェストハム・ユナイテッドやアストン・ヴィラ、あるいは中東のクラブなどと接触があると噂されたものの、今のところ新しいクラブは見つかっていない。
記事によれば、その理由はアデバヨールの状況にあるという。
トッテナムを退団した彼であるが、この条件の中では「契約が満了となるまで給与は保証される」というものになっているという。
アデバヨールの給与は週10万ポンド(およそ1840万円)で、ハリー・ケインが受け取っているものよりも2倍以上に当たり、現在のチームでは最高額である。
そのため、アデバヨールと契約する際にはトッテナムの会長ダニエル・レヴィとも給与支払いについて交渉を行う必要があり、それが大きなハードルになっているようだ。
現在はキケ・フローレス率いるワトフォード、そしてレアル・マドリー時代の師匠であるジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーが狙っていると言われている。
しかし、どちらにしても1月に契約する際にはトッテナムとの給与支払いが問題になる。
そのため、FFPの基準ギリギリになっているウェストハム・ユナイテッドは経済的にアデバヨールの獲得は事実上不可能に近いようだ。