9月13日、トッテナム・ホットスパーは「トーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールとの契約を解除することが決まった」と発表した。
We can confirm that we've reached a mutual agreement with @E_Adebayor which will see him released from his contract with the Club.
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) 2015, 9月 13
トッテナムに所属してはいるものの、今季背番号が与えられていなかったアデバヨール。移籍マーケットではアストン・ヴィラへの移籍が決定しかけたと言われているが、それは最終的に実現しなかった。
報道ではアデバヨールがトーゴの牧師に相談し、その啓示が下ったために破談になったとも言われたが、後にトッテナムとの給与支払いの割合で合意に至らなかったことが判明している。
彼はトッテナムで週給10万ポンド(およそ1900万円)という大きな額の給与を受け取っており、いくつかの点で両者の溝が埋まらなかったようだ。
その後アデバヨールは現在トップチームではなくトッテナムのU-21チームで練習を行っていたが、これについてはマウリシオ・ポチェッティーノ監督が『Express』に「私はトップチームで練習する機会を与えたが、彼がU-21で練習することを選んだ」と明かしており、選手側の希望だったことが明らかになっている。
どっちつかずの状態が続いている上、契約が残り一年であるためにトッテナムとしては飼い殺しは給与を払うだけ損にしかならないことから、現在クラブ側はそれを解除する方向で選手側と交渉を行っていたと言われている。
アデバヨールに対しては中東方面のクラブが数チーム興味を示しているとのことで、彼自身にとってもフリーエージェントになることはメリットとなる。