かつてインテルやミランなどでプレーした元ブラジル代表FWロナウド。
Two of the greatest of all time, Baggio and Ronaldo, donning the famous white and gold kit of Internazionale. pic.twitter.com/rNmgE8ffLa
— Imran Garda (@ImranGarda) 2015, 2月 27
その彼が『Il Messaggero』のインタビューで語った言葉を、イタリアの各メディアが伝えている。
今季のスクデット争いや、セリエAのレベル低下、そしてインテルからの退団の経緯などについて語ったようだ。
ロナウド(元ブラジル代表FW)
「スクデット?僕はインテルを応援するよ。でも、ナポリとユヴェントスも(優勝候補)だね。
ローマ?レベルが落ちると思う。
トッティ?彼はチャンピオンであり、いい人間さ。彼と同じ世代であることを誇りに思うよ」
古巣インテルを推しつつも、現在首位のナポリはとても競争的で、王者ユヴェントスもまだとても強いと述べていたそうだ(『Il Messaggero』はローマの地元紙。そのためトッティやローマについても触れている模様)。
ただ、そのうえで「このリーグのスタンダードはかなり落ちた。でも、それは他の国々も抱える問題だね」とも口にしていたとのこと。
確かに彼がインテルにいた時代のセリエAはまさしく『世界最強リーグ』であり、7強と言われるほど数多くの有力選手たちがひしめいていた。その当時と比べるとどうしても見劣りしてしまうのは確か。ロナウドとしても少し寂しさを感じているのかもしれない。
さて、そのロナウドと言えばインテルだけでなくミランにも在籍していた。その両チームについてはこう述べたそうだ。
「どちらのクラブにも特別な愛情があるよ。
でも、自分にとってネッラズーリ(インテル)はとても重要なものだと言えるね。(在籍した)5年は長い。自分の心臓はインテルのほうに少しだけ強く鼓動する。
あのチームでの自分の歴史をとても誇りに感じている。例え、終わり方がトラウマ的だったとしてもね」
こう語ったロナウド。1997年から在籍したインテルを離れ、レアル・マドリーへと移籍したのは2002年夏。当時の指揮官はカウンター戦術で一世を風靡したエクトル・クーペルであった。愛するインテルを退団した理由について、こう述べたそうだ。
「退団するよう求められてはいない。でも、もはやクーペルと一緒に練習することはできなかった。
モラッティ(会長)は何もしないことを決めたので、自分は幸せであり続けるために出ていくことを選んだんだ。
エクトルのトレーニングメソッドは僕らをフィジカル的に消耗させた」