ルチョ・ゴンサレス

Before

After

2002-2005年に在籍したリーベルでは若き日のマスケラーノ、今回クラブ・アメリカのメンバーとして来日しているルベンス・サンブエサらとプレーしたルチョことルイス・ゴンサレス。

当時のポジションは4-3-1-2の右サイドで、185cmを超す大柄にして高速のサイドアタッカーという印象であった。その後、初の欧州挑戦に選んだポルトでは4-3-3の中盤でセンターハーフ気味にプレーし、傑出したインテリジェンスから“司令官”とも呼ばれている。

アルゼンチン代表にも2004年のコパ・アメリカ以来定着し、2006年W杯には当時10代のメッシらとともに出場。その後は定期的に選ばれるもあまり出番に恵まれず、大きなインパクトを残すまでにはいたらなかった。ただクラブレベルではポルトとマルセイユで活躍、カタールでのプレーを経て今年7月、サビオラとともにリーベルへ復帰している。

サビオラと同じく34歳になり、全盛期のスピードや活力は失ったが、その高度な知能と豊富な経験はチームが苦しい時にこそ助けになるはずだ。

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