『ESPN』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ペトル・チェフをもっと早く獲得していれば良かったと話した」と報じた。
今夏チェルシーからチェフを獲得し、守備面で大きな飛躍を遂げているアーセナル。これまでの課題だった失点を減少させることに成功し、プレミアリーグの優勝争いに留まっている。
ヴェンゲル監督は以下のように話し、彼をレンヌ時代に獲得出来ていればどうなっていたかといつも考えると明かしている。
また、現代のサッカーではストライカーに大きな給与が支払われるが、実際はゴールキーパーの方が重要かもしれないと話した。
アーセン・ヴェンゲル
「彼は経験と落ち着き、そしてもちろんリーダーシップをもたらしてくれたと思う。
時に私の心をよぎるのは、私は彼がレンヌにいたときに逃していたことだ。そして、もし彼とあのときに契約していれば、どれだけ我々が変わっていたかと。
私が言うことは、ダビド・オスピナを少し傷つけることになるかもしれないが、そうあって欲しくはない。なぜなら彼は昨年本当に特別だったからだ。
しかし、ペトル・チェフはあらゆることをやっている。彼はオーラを与えてくれる。カリスマがある。ビッグゲームでは選手達にとって常に重要な存在になる。
ビッグゲームの前のドレッシングルームでは誰もが周りを見渡し、考える。『我々は十分に強いだろうか?』と。
そして、このような顔がいることが、誰もに自信を与えてくれる。
彼はレンヌからチェルシーへといった。そして、我々はチェルシーよりも早く彼を獲得出来たはずだ。特に、私は彼のエージェントをとてもよく知っているからね」
「(ゴールキーパーの重要性について)
ビッグゲームでは、より『枠内に飛ぶシュートをどれだけ減らせるか』がより重要だと思う。しかし、一つのセーブは結果に直結する。
偉大なゴールキーパーを持つことなく栄冠を獲得したチームはない。
私は30年間仕事をしているが、ゴールキーパーはフットボールにおいて――そして、タイトルを獲得するに当たって最も不可欠なものであり、最も過小評価されているポジションだと誰もが学んできた。
いつもゴールキーパーよりストライカーの方が高い給与を受け取る。しかし、結局のところ、ストライカーはゴールキーパーよりも重要なものなのか?」