ストリッパーとジェイミー・キャラガー-リヴァプール(1998年)
リヴァプールのDFジェイミー・キャラガーはクリスマス・パーティでノートルダムの鐘のコスプレをしていた。ところが、酔いが回るにつれて脱ぎ出してしまい…。ホイップクリームの缶を使いながらストリップを開始、あげくにはストリッパーと一緒に踊り始めたのである。
同僚のマイケル・オーウェンは部屋の隅で小さくしており、DJを務めていたポール・インスは「懸念」しながら見ていたという。このパーティに出演していたゲストは言った。
「欲望のシーンでした」
リヴァプールの伝説的DFもこのときまだ20歳、若気の至りといったところだろうか。
刑務所生活から帰ってきたスティグ・テフティンーAGFオーフス(2004年)
2002年のワールドカップでデンマーク代表の守備的MFを務めたスティグ・テフティン。彼はその実力とは別に14年間で10のクラブチームを渡り歩いた。
運動量、フィジカルに優れ闘志溢れる選手だったが、そのメンタリティは時にピッチの外でも発揮してしまった。
2003年にコペンハーゲンのカフェでオーナーに頭突きを見舞い、4か月の服役生活を経た後だったが、クリスマス・ランチでチームメイト4人にパンチしたのだ。理由は、彼のシャツが破れたからだというのだが。
以上、7つのパーティを紹介した。取り上げた7つのうち6つと、イングランドの話が多いのはイギリスは各事件にもあるように1日かけて盛大に祝うことが多い。次の日までお酒を飲み続けていたら、そりゃ1つぐらいは事件起きますよね…というわけだ。そのために、今年のマンチェスター・ユナイテッドのように直前の試合がふがいない場合にパーティを自粛するなど、近年は“ご褒美的な扱い”としているチームも少なくない。ハメを外してしまうケースも少なくなったのはいいことなのだが、本の少しのさみしさもある。