クリストフ・ロリションはフランス出身のGKコーチ。
チェフがレンヌに在籍していた当時のコーチであり、2007年11月にはクラブに懇願しチェルシーへと“移籍”させたほど信頼感を寄せる人物だ。
ロリションは現在もチェルシーでコーチを務めており、クラブ公式サイトでも紹介されている。
そんなロリションの指導でチェフはチェルシーで再びパワーアップし、2011-12シーズンには念願だったCLのタイトルを獲得。現在はアーセナルで別のコーチが指導しているのだが、チェフは記事の中でロリションのトレーニングについて話しているのだ。
ペトル・チェフ(アーセナル)
「彼のやり方はこうだ。
私たちは違った形をしたボールをキャッチする。大きかったり小さかったりするものだ。
なぜなら、どんな時でも手に目があるかのような体の使い方をしなければならないからだ。
そうすることで、突如として脳が働きだす。
色を使うこともできる。
『ボールをセーブすると同時にカードが掲げられ、セーブする時にそのカードの色を叫ぶ』ということをイメージしてみてよ。そうすることで、より多くのことに集中することができる。
それは周辺視覚も同様に改善する。単純にボールをキャッチしている時以上に、脳がしっかりと働くんだ」
チェフは卓球マシーンを利用したトレーニングも行っており、次々に繰り出されるピンポン球を片手でキャッチしているそうだ。