19日、日本代表を率いていたアルベルト・ザッケローニが北京国安の新監督に就任したことが発表された。

日本代表の監督を退任後、サッカー解説をこなすなどしていたザッケローニ氏。一時はJクラブへの就任も噂されていたが、新天地は成長著しい中国超級リーグとなった。

ザッケローニ氏が就任する北京国安は、中国の強豪チーム。

ACLの常連であり、昨年は浦和レッズと同組となり、グループGを首位で通過しベスト16にまで進出した。昨シーズンの国内リーグでは7月時点で首位を走るなど健闘していたが、最終的には4位でシーズンを終えている。

さて、そんな北京国安にも有力な外国籍選手が所属している。実は、ブラジル代表経験のある選手が2人も在籍しているのだ。

今回は、その顔ぶれを見てみよう。

クレーベル(Kléber)

生年月日:1990/05/02 (25歳)
ポジション:センターフォワード
ブラジル代表キャップ数:1

アトレチコ・ミネイロの下部組織出身。19歳の時にマリティモに引き抜かれ、その後は名門ポルトで背番号11をつけて活躍した。

長身であるが非常に器用な選手で、両足を不自由なく使えるほか、シュート技術、ヘディングの精度、トラップの巧みさなどに高い能力を誇り、ポストプレーも上手いという万能ストライカー。

2011年10月に行われた国際親善試合のコスタリカ、メキシコ戦に向けたブラジル代表メンバーに初招集。翌月に行われたガボン戦で初出場を飾っている。

北京国安には昨年7月に加入し、移籍金は500万ユーロ(およそ6億7000万円)だったと伝えられている。昨季は7試合のリーグ戦に出場し、得点はなかった。

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