冬の移籍市場も後半戦に突入している。そんななか、英国『Mirror』がイングランド2部リーグであるチャンピオンシップで獲得すべき5人の選手たちについて取り上げていた。

トップリーグでもやれるはずと太鼓判を押された有望選手とは…。

MF アラン・ジャッジ(ブレントフォード/27歳/10番タイプ)

今季素晴らしいパフォーマンスを見せているジャッジだが、いまだアイルランドフル代表での出場はない。マーティン・オニール監督率いる代表チームの一員としてEURO出場を果たすべく、懸命に努力を続けている。

2度のブラックバーン在籍時は苦しんだが、ブレントフォードではチームを3部から2部へ昇格させる原動力となった。今季はすでに11ゴール8アシストをマーク。チームの総得点の約半分に絡んでおり、以前にも増して決定的なインパクトを見せている。

中央のポジションでスリリングな存在となっているが、この数年はしばしばサイドでも使われてきた。ポジショニングやキラーパスを出せる視野など、注目しないわけにはいかない選手になってきている。

彼は少しの機会さえあれば、違いを生み出す選手であることを証明できる。さらに、ズバ抜けたスピードはないかもしれないが、相手が寄せてきてもボールをコントロールして抜き去りチャンスメイクをするだけのインテリジェンスがある。

2部で上位につけるバーンリー(ブレントフォードは11位)が500万ポンド(8.4億円)で狙っているともされている。だが、1トップでプレーする多くのプレミアリーグのクラブで、チャンスメイカーを必要としているなら投資する価値はあるだろう。

Alan Judge についての、Qoly独自情報

ブラックバーン下部組織出身、小柄な攻撃的MF。元々はFWで“アイルランドのメッシ”の異名をとっていた。

アイルランド人らしい気持ち先行型で、運動量と敏捷性を武器に相手を霍乱する。ミドルレンジのシュートも得意としているほか、フリーキックも担当する。年齢とともに徐々にポジションを下げており、ブレントフォードではセンターハーフを主戦場としている。

ブラックバーンのトップチームでは結果を残せずプリマスやノッツ・カウンティで活躍。その後、一旦はブラックバーンが再び買い戻したが、ブレントフォードにレンタルされ、2014年夏に完全移籍。

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