26日、カタールで行われているAFC U-23選手権の準決勝が開催された。

先に行われた試合で日本代表はイラクを下し決勝進出、そして6大会連続となるリオ五輪の出場権を獲得した。

ファイナルでの対戦相手を決める準決勝の残り一試合も続いて行われ、地元のカタールと韓国が激しい戦いを繰り広げた。

韓国はパク・ヨンウがフォアリベロのような形を取り、5バックに近いシステムを採用。守備の際には中央が厚くなり、攻撃の際にはサイドバックが上がりやすい状況を作った。

前半はどちらも譲らず0-0で終了したが、後半は試合が動いた。

先に点を取ったのは韓国。49分に裏へのパスからリュ・スンウが抜け出し、前に出てきたGKよりも先に触ってシュート。守備のミスを生かして先制点を奪取した。

しかし、79分に開催国カタールが意地を見せる。右サイドに流れたクロスからムサーブ・アル・ハディールが再び折り返し。

中央で完全にフリーとなったアハマド・アラー・アィルディンが右足で合わせ、試合を振り出しに戻して見せた。

そして延長戦突入も近づいた89分、次の得点は韓国に生まれる。両チームが運動量を落としてオープンな展開となる中、右サイドの裏にDFのイ・スルチャンが飛び出してクロス。

これをニアサイドでクォン・チャンフンが合わせ、値千金の勝ち越しゴールを決めた。

さらに韓国はロスタイム6分にもカウンターからムン・チャンジンが追加点を決め、スコアは3-1に。追いすがるカタールにとどめを刺し、五輪出場権を手にした。

この結果、決勝戦のカードは日本対韓国という東アジア勢同士の対戦となった。ファイナルは1月30日の日本時間23時45分キックオフ予定だ。

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