23日に行われたAFC U-23選手権準々決勝の韓国対ヨルダンは、韓国がムン・チャンジンのゴールで1-0と勝利し4強入りを決めた。
これで韓国は前日、北朝鮮を延長戦の末に退けた開催国カタールとリオ五輪出場をかけ準決勝で対戦することになったのだが、敗れたヨルダンはこの試合での「不正な判定」に怒り心頭だ。
問題となっているのはこちらのシーン。
1点を追うヨルダンは後半、相手陣内でボールをカットし、右サイドへの展開から折り返しのクロスを23番イフサン・ハッダードがオーバーヘッド。これはヒットしなかったが、中央の20番バハ・ファイサルが頭で押し込む。
これで同点だ!…と思いきや、この試合を裁いたイラン人主審アリレザ・ファガーニ氏はすぐに笛を吹きゴールを認めなかった。日本人副審の大塚晴弘氏がフラッグを上げたため、オフサイドと判定したようなのだ。
しかし、よく見ると…
اتحاد كرة القدم يتقدم باعتراض رسمي على الظلم التحكيمي بالغاء هدف صحيح - https://t.co/iRboJsnTR6 #JO #AFCU23 pic.twitter.com/2Q3mB8JpgJ
— Jordan Football (@JordanFA) 2016, 1月 23
オーバーヘッドの瞬間、ゴールエリアラインの後ろにいるバハ・ファイサルよりも前に、韓国人選手が残っていることがはっきりと分かる。ちなみにこの画像はJFA(ヨルダンサッカー協会)の公式ツイッターアカウントがアップしたものである。
同じJFA(日本サッカー協会)から派遣された審判の判定が響き、五輪初出場の夢を絶たれたヨルダンサッカー協会は試合後、この判定の「不正」を調査するようにAFCへ抗議文を提出することを明らかにしている。