バナナは時に人種差別のツールとして用いられることがある。

そのため、スタジアムにバナナがあればちょっとドキッとしてしまうのだが、この日シティファンがバナナのバルーンを用意したのは応援のためであった。

フェルナンジーニョが同点弾をあげた際には…

こんな感じでバナナが舞っていた。楽しそう!

では、なぜ「バナナ」なのだろう?

これには諸説あるようなのだが、地元紙『Manchester Evening News』は以下のような説をあげている。

メイン・ロードをホームスタジアムとして使用していた1980年代、もともとシティのサポーターはバナナの風船をゴール裏に持ち込んで応援していたようだ。

1986年から1988年にかけてシティにはイムレ・ヴァラディという選手が在籍していたのだが、この時ファンが「イムレ・バナナ」と呼んだことが笑い話となり、応援アイテムとして定着したのだという。

当時の様子はこちら。こうしたムーブメントから、バナナの広告も流していたのだとか。

以前ほど見られなく放ったものの、現在でもカップ戦などでは時折バナナの風船を持つファンの姿があるようだ。

この日は、あるサポーターグループによって配布されていたらしい。

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