一昨年の3月に前十字靱帯を断裂し、2014年のワールドカップを棒に振ったローマMFケヴィン・ストロートマン。

その後一度は復帰を果たすも今度は軟骨の問題から2度の手術を受けることとなり、長期離脱を強いられていた。

そんなストロートマンだが昨年末からトレーニングを再開させており、先月にはユースチームの試合に出場。

そしてこのほど、セリエA第26節のパレルモ戦に向けた招集メンバー入りを果たした。

ストロートマンが最後に公式戦でプレーしたのは、2015年1月25日に行われたフィオレンティーナ戦。この日以来392日間離脱を強いられており、この日のパレルモ戦はベンチメンバーとしてスタートした。

ホームで行われた試合はエディン・ジェコやムハンマド・サラーがゴールをあげ、62分まででローマが4点をリードするという状況であった。

そして迎えた78分、ルチアーノ・スパレッティ監督はストロートマンの投入を決断するのだが、この時のオリンピコの雰囲気が素晴らしかった。

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