今週末27日より、2016年のJリーグが開幕する。Jリーグ発足後初となる「2月開幕」となり11月3日が最終節となる前倒し日程で行われる。

まだ寒い中での開幕となるが、チームの浮沈を握るとされる新しい外国人選手、とりわけ“ブラジル人”の評価はどんなものだろうか?

今回は、編集部内で1選手1記事を書けるほどの情報量はないが全く知らないわけではない選手達をまとめて紹介する。

ディエゴ・オリヴェイラ(柏レイソル)

評価:素質は十分だが、ギャンブル要素が強い

ノヴォリゾンチーノからの獲得。とは言っても、同チームでプレーした経験はなくボア・エスポルチ、リネンセ、ポンチ・プレッタといったクラブへ貸し出されてきた。昨年も、アルビレックス新潟、川崎フロンターレが獲得に乗り出したという報道があったがまとまらなかった。

ほとんどのチームを1年弱で離れており、流浪のストライカーと言える。ブラジル全国選手権をきちんと年間通して出場したのは昨年が初で31試合3ゴールをあげている。

韓国、カタール2部でプレー経験があるが結果は出せなかった。キャリアハイは5ゴールという選手でFWだが得点力はなく、もう少し低い位置で活躍する。

身長の割りにフィジカルは強く、ドリブルなどの個人技も高い。スイッチが入った時の加速力や局面で仕掛ける能力に優れる。

素質は十分なだけに過去にフッキらを育ててきたJリーグ好みの選手だが、これまでアジアで成績を残せていないことが気がかりだ。

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