『Tanzania Daily News』は「タンザニア・ファーストディヴィジョン(2部)リーグの最終節で、八百長が疑われる試合が行われた」と報じた。
タンザニアは1部にあたるリギ・クー・バラ(プレミアリーグ)の下にファーストディヴィジョンがあり、そこでは8チームごとの3グループに分かれて昇格を争っている。
昇格の権利を得るのは各グループ1位のみであるが、その1つでかなり怪しい結果が出たのである。
先日シーズンを締めくくる第14節が行われ、グループCの1位はポリシ・タボラ、2位はガイタ・ゴールドだった。
この2チームは同じく8勝3分け2敗、差は得失点差が1のみという立場だったのである。
そして最終節の結果は、
ポリシ・タボラ 7-0 JKTカネンブワ
ガイタ・ゴールド 8-0 JKTオルジョロ
というものに……。
当然のことながら、これに対してタンザニアサッカー連盟は「怪しい」と即座に結果を保留。現在調査を進めているが、ほぼ八百長が行われたのは間違いないと推測されている。
タンザニアサッカー連盟の規律委員会は3月20日に開催され、おそらく関与した者には罰則が加えられる見込みであるようだ。
同国ではこれまでも結果に影響を与える金銭のやりとりが行われていると伝えられており、汚職の存在が噂されてきた。
そのなかでついに連盟が真剣に捜査のメスを入れることを決断したことは、正常化に向けて大きな一歩になりそうだ。