『The Himalayan Times』は「ネパール代表のキャプテンを務めていたDFサガル・タパら5名が、八百長に荷担した容疑で逮捕された」と報じた。
サガル・タパは1984年生まれの31歳。19歳からネパール代表の中心的な存在で、62capを記録しているディフェンダーである。
右サイドとセンターをこなし、かつてはFWであったこともあって守備以外にもオーバーラップで攻撃にも絡むリベロ的な選手。2010年のAFCチャレンジカップからはチームの主将を任されていた。
また、それ以外にも副主将であったDFサンディプ・ライ、GKのリテシュ・タパ、元代表選手のヴィカシュ・シン・チェトリ、サーガル・タパが拘束されているという。
彼らは東南アジアで暗躍する八百長ブローカーと共謀し、2014年ワールドカップ予選でヨルダンに9-0と敗北した試合を含め、いくつかの結果を操作した疑いがあるとのこと。
タパらの口座にはフィクサーからの成功報酬1000~1500ドル(およそ12~18万円)が振り込まれていることが確認されており、容疑者の一人はそれをインドのカジノに投資していたという。
ネパールサッカー協会では先日ガネーシュ・タパ会長がムハンマド・ビン・ハマム氏(元AFC会長)から数百万ドルの賄賂を受け取ったという疑惑が持ち上がっており、汚職が大きな問題となっている。