7月21日、『Channelnewsasia』は「東南アジア競技大会(SEAゲームス)で八百長を首謀したインドネシア人の元審判らに懲役30ヶ月の刑が言い渡された」と報じた。
5月にシンガポールが行われた同大会のマレーシア対東ティモールの試合で八百長が行われていたことが発覚し、それを首謀したと思われる人々が数名逮捕されていた。
記事によれば、ナシルディン氏は他の首謀者と言われるラジェンドラン・クルサミー氏とともに東ティモールサッカー協会のテクニカルディレクターを務めているオルランド・マルケス・エンリケス・メンデス氏に1万5000シンガポールドル(およそ136万円)を提供し、試合に負けるよう要求したとのこと。
また、試合に敗れることを助けた東ティモールの選手達に対しては、元代表選手であるモイゼース・ナタリーノ・デ・ジェズス氏を通して一人4000シンガポールドル(およそ36万円)を提供していたとのことだ。
試合は5月30日に行われ、結果は彼らの狙い通り1-0でマレーシアの勝利に終わったものの、終了後に汚職捜査局が八百長の証拠を掴んだとして数名を検挙していた。
なお、ナシルディン氏はインドネシアの国際審判であったが、多くのクラブから賄賂を受け取っていたことによって10年の活動禁止処分が言い渡されていた人物であった。