今季のプレミアリーグで驚きの躍進をみせているレスター。その立役者のひとりが、MFのエンゴロ・カンテだ。
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今季リーグアンのカーンからやって来た24歳の小柄なフランス人は、プレミアリーグを席巻するほどの活躍を見せている。
とはいえ、おそらく多くの人にとって、まだまだ謎めいた存在であるはずだ。そんな彼は一体何者なのか?そのキャリアに迫ってみたい。まずはプレー面から。
▼エンゴロ・カンテのプレースタイル
マリにルーツを持っているパリ生まれのフランス人MF。1991年生まれの24歳。
小柄ながらスピードと機動力に優れ、運動量も豊富。さらに技術も高く、決定的なパスを送ることもできるセンターハーフである。アマチュア時代には得点も量産していたことも。
インターセプトから一気にスピードを上げて前に持っていくプレーを得意としており、ムサ・シソコやマテュイディに似ている側面もある。
2010年、ブローニュの下部組織に入団。それまでプロクラブの下部組織を経験したことがなく異色の経歴と言える。
そのため戦術的に問題があると指摘されたが、2012-13シーズンに3部リーグに降格したチームでレギュラーに定着した。次年度にはカーンに引き抜かれてプロリーグでも力を発揮。2部でも絶対的なレギュラーとして活躍を見せた。
サッカー選手としてのキャリアのスタートが遅かったものの、学習のスピードが速いと評価されており、礼儀も正しい真面目なプレーヤーであるとのこと。
レスターの同僚ドリンクウォーターは、その高いボール奪取能力から『ラッシュ』と彼のことを呼んでいる。