例年ACLのグループステージ序盤で苦戦が続く日本勢。

昨シーズンのJ1王者サンフレッチェ広島も1日に行われたFCソウル(韓国)との試合で1-4と敗れ、山東魯能(中国)戦に続いて2連敗となった。

ベストメンバーではなかったとはいえJで抜群の安定感を誇る広島の衝撃的な大敗であるが、この試合で大活躍したのはFCソウルのブラジル人FWアドリアーノ。

4ゴールを決めたブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦に続く2試合連続のハットトリックで広島を粉砕したのだ。

アドリアーノは2010年にブラジル2部で15ゴールを記録し、名門パウメイラスへ引き抜かれた経験を持つ。ただパウメイラスで失敗し、“爆買いブーム”前の中国・大連実徳へ移籍するがここでも活躍できず、その後、バイーア、アトレチコ・ゴイアニエンセを経て、2014年に韓国2部・大田シチズンへ加入した。

ここまではJ2へやってくるブラジル人選手と何ら変わらない経歴だが、この年27ゴールを決めて得点王を獲得しクラブを1部昇格に導くと、昨年途中にFCソウルへ移籍。そして今年ACLの舞台で大爆発し、28歳にして一躍注目を集めているのである。

だが彼は以前から“あること”でもしかしたら世界的に?知られた存在であった。

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