『Avvenire』は「スイス・スーパーリーグのルガーノで監督を務めているズデネク・ゼーマン氏がインタビューに応えた」と報じた。

特徴的な攻撃的戦術で知られたチェコ人の名物監督、ズデネク・ゼーマン。1990年代にはユヴェントスのドーピング疑惑を告発したり、歯に衣着せぬコメントでも有名だ。

ローマやカリアリを率いた後、昨年からはスイスへと渡りルガーノで指揮を執っている。

彼はインタビューに対して以下のように話し、近年スポーツ界を賑わせるドーピング問題やイタリアのサッカー、そして新世代の若い選手などについて語った。

ズデネク・ゼーマン

「(ユヴェントスのドーピングを告発した。その後捜査は行われたが、過度の投与はなかったという結論になった。もしあの発言がなかったらどうなっていた?)

私は、大きなツケは支払った。ピッチ上の結果と同様にね。

システムの方が私を拒否した。そして、私のキャリアは違う決断を下さざるを得なくなったよ。ミランやインテル、レアル・マドリーを指揮することも出来ただろうけどね。

『彼ら』は海外にも反対した? もちろん。全ては内部の『システム』から始まっているからね。

しかし、自分にとっては、どこでコーチをするかというのは問題ではないのだ。リカタ、フォッジャ、ペスカーラであろうが、私の哲学の中ではレアル・マドリーやバルセロナと同じ価値を持つ」

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