11月1日、『Tuttosport』は「カリアリの監督を務めているズデネク・ゼーマン氏は、グアルディオラは世界最高の監督であるが、正しい選手なしにそれを真似するものには問題があると話した」と報じた。
圧倒的な攻撃的サッカーと厳しいトレーニングで知られるズデネク・ゼーマン監督。以前からポゼッションサッカーを嫌っていると明かしており、ローマのサッカーはつまらないと評している。
ズデネク・ゼーマン カリアリ監督
「(カリアリの監督になったことについて)
彼らが私に電話をかけてきたので、カリアリを選んだ。誰か他のものが電話をしてきていたら、他の場所にいただろうね。
ジュリーニ会長は若い。そして、彼がサッカーの世界をより理解してくれることを望んでいる。私にとってのスクデットは、トップ8で終了することだ。
(セリエAのサッカーについて)
誰であれ、自分たちの歴史とメンタリティを維持しなければならない。我々はドイツ人ではないしイングランド人でもない。自分自身の伝統からスタートし、ほかの何かをコピーしてはいけない。
ユヴェントスは、アッレグリの下で危機を迎えているわけではない。彼らは同じチームだ。ただ、イタリアではローマの大きなライバルであるが、ヨーロッパではあまり有効ではなかった。コンテ監督の時もね。
思うに、ルディ・ガルシア監督は、よりゴールを奪うことではなく、よりポゼッションを増やすことに時に集中しているようだ。キエーヴォ戦のようにね。
ペップ・グアルディオラは世界で最高の監督だ。私が”ティキ・タカ”を嫌っているとしてもね。私とは全く違うサッカー観を持っている。
問題はグアルディオラにはない。しかし、正しい選手を持たずにグアルディオラをコピーしようとする者には問題がある。
(ペスカーラで育てたインモービレについて)
イタリアサッカー界は、過去の過ちによって生じた経済的な問題により、ベストな選手を呼び込む余裕がない。セリエAで3名の外国人しか取れなかった時も、彼らは実際の質が備わっていた。今それは30名になったが、彼らは違いを生み出せていない。
インモービレがドイツに行ったのは賢明だ。しかし、それ以上にユヴェントスが彼をキープしようとしなかったのが残念だ。彼が得点王だったことを考えればね。
(インテルの会長エリック・トヒルについて)
トヒルはインテルのファンではない。情熱からではなく、ほかの外国人の会長のように、ただ経済的な理由でクラブを買った。背後に秘めた動機があるだろう。
(イタリアを揺るがせたカルチョポリについて)
10年前よりサッカーはクリーンになったか? 今、裁判所に通うような者はいないね。
ユヴェントスとローマの試合では論争は常にあった。カルチョポリの前にもね。伝統のライバルなのだから。先月、ユヴェントスとローマの試合を誰もが見た。片方にとっては不適切なゴールがあった。一方が苦情を言い、もう一方にとっては幸せだった。
私はアンドレア・アニェッリ(ユヴェントス会長)と夕食に行くか? 私は誰とでも食事をするよ。どのようなレベルの議論をするかはそのあとの話だ」