チャビのメッシ評、もはや“教祖”レベル

チャビ・エルナンデス

「メッシは自分のやりたいことをやっている。それは1つの大きなショーだ。彼のやることは全てが正しい。

サッカーにおいては2種類のスピードがある。それは身体的なものと、精神的なものだ。

前者で言えば、メッシは1つ違うレベルにあるとはいえ、クリスティアーノ・ロナウドやネイマールもそれを持っているとは思う。

しかし、後者については――シンキングスピードに関して言えば、メッシは誰にも劣ることはない。彼は常に誰よりも先んじている。

トレーニングピッチで彼に会えば、メッシがどれだけ偉大な男なのかが理解できるよ。ボールを決して失うことがない。アシストも提供でき、試合の展開を変え、ヘディングでも点を決められる。右足も使える。ファウルも奪う。

彼を止めようとしてあらゆることを試すとする。しかし、彼からボールを奪おうとしたときには、既にメッシはどこかに行っているのだ。

彼の重心は信じられないほど低い。サッカー選手としてはパーフェクトな典型だ。痩せていて、そして最高の足を持っている。170cmしかないとはいえ、自然な強さがある。

メッシは今ピークにある。僕は28～32歳の頃にベストパフォーマンスだったと感じている。

そして、以前よりも増してレオは自分のケアをしている。彼は本当に素晴らしい男だ」