MLS(メジャーリーグ・サッカー)のバンクーバー・ホワイトキャップスが元日本代表FW工藤壮人のこれまでの経歴やインタビューを掲載。そのなかで工藤は北米に渡った理由と、イチローへの敬意などを語った。
"Humble and hard-working" Masato Kudo draws inspiration from Ichiro: https://t.co/O0ffmpHfX5 #VWFC pic.twitter.com/fCMiPe7DjP
— Vancouver Whitecaps (@WhitecapsFC) 2016年3月29日
先週末のヒューストン・ダイナモ戦に移籍後初先発を果たした工藤。初ゴールとはならなかったが、前半に決勝点となるPKを獲得しチームに2016年ホーム初勝利をもたらした。
同記事は「彼はゴールを決められなかったことを残念に思うだろうね…だけど、彼の動きはとてもすごかったと思うよ」「我々はそれが彼の上手い所だと分かっている」と、工藤を称賛するカール・ロビンソン監督のコメントを掲載。
また、工藤は日本に留まる好条件のオファーやドイツ、オランダなどから関心を寄せられたなかでMLS挑戦を決めた経緯に関して、
「彼ら(バンクーバー)が自分を望んでいるという強いメッセージを感じた。そしてMLSはどんどん大きく、そして良くなっている。だから自分は高いレベルでどれだけできるのか見てみたかった」
と話した。
さらに「両親は自分にタフで勇敢な男であることを望んだ」「絶対に諦めないことを教えてくれたよ」と、そのチャレンジ精神が警察官だった父親によって培われたことを語り、快適だった日本での地位を捨てて北米挑戦を選択した決断については、
「日本人の男性が北米で成功することは自分にとってとても大きなこと」
と、MLB(メジャーリーグ・ベースボール)で活躍するイチロー(現マイアミ・マーリンズ)にインスピレーションを受けたことを明かした。
工藤は子供の頃に少しだけ野球をした経験があるようで現在も観戦を楽しんでいるのだという。筆者は「(工藤はイチローのように)有望な日本人選手がMLSにやって来るための先駆者になろうとしている」と綴った。
記事では他にも英語での意思疎通が完璧ではない工藤を、英語の堪能な奥さんが支えになっていることなどが紹介されている。