23日、『L'Equipe』の取材に対して以下のように話したジェルヴィーニョ。
彼は現在所属している河北華夏幸福で莫大な出場ボーナスを受け取っていることを明かしたほか、ルディ・ガルシア監督の退任後にローマを離れることを決断したと語った。
ジェルヴィーニョ
「これだけの大きな給与を拒否することは出来ないよ。彼らはこれだけのお金を提供してきた。僕の実力に対してね。それはいくらか過剰なものでもあるよ。
一試合で6万ユーロ(およそ760万円)が支払われることがある。それはヨーロッパでは考えられないことだ。レアル・マドリーであってもね。しかし、ここではそれがある。
彼らは『ゴールを決めたらこの額、誰かがゴールを決めたらこの額』と言う。毎回得点が入る度に15万ユーロ(およそ1900万円)が動くんだ。
チーム全体では一試合で80~90万ユーロ(およそ1~1.1億円)、時には100万ユーロ(およそ1.3億円)得られることがある」
「(フランスに戻るなら?)
フランスでプレーし、チャンピオンズリーグに出たいなら、パリ・サンジェルマンに行かなければいけない。本当の目標はそこだからね」
「(河北華夏幸福に移籍した理由は?)
ルディ・ガルシア監督には感謝している。彼が2013年に僕をローマに連れて行ってくれた。スパレッティ監督がやってきた時、彼ともデ・ロッシとも話した。
しかし、それは問題じゃなかった。もはやこのクラブにいたいとは思わなかったし、その時が来たと考えた。最終的には誰もにとって最善の解決策だった」
このインタビューに対し、ローマでGKを務めるモルガン・デ・サンクティスは『romanews』の取材で以下のように話し、そう思うならまず自分の振る舞いを見直すべきと語った。
また、スパレッティ監督とトッティの対立については「あらゆる選手に同じ振る舞いをしなければならないもの」とチームの規律を重視する視点で話している。
モルガン・デ・サンクティス
「ジェルヴィーニョが言ったことについては、完全に彼のキャリアの道なので、別に驚いてはいない。
私が驚いていたのは、ルディ・ガルシア監督時代にチームの問題と考えられていた、リスペクトを欠いた彼の行動のことだ。それは監督も、我々全ても感じていたものだ。
彼が今言っていることは完全に正しい。ガルシアはおそらく全てを賭けて戦っていた。
私がジェルヴィーニョだったら、ガルシアがいたときの振る舞い、そしてよりよい行動が出来たはずのいくつかの事件について、自分に疑問をぶつけるだろう」
「(スパレッティ監督とトッティが対立しているようだが?)
監督というのは、全ての選手が同じでないという事実があるにもかかわらず、振る舞いを平等にしなくてはならないものだ。
いくらかの選手は、他の者よりも才能がある。しかし、振る舞いという点では、チームの一員として、同じようにやっていく必要があるのだ。
監督、そしてクラブは、それらの点において一貫性を保証していかなければならないものなんだよ」