『Milano Finanza』は「イタリア・セリエAのローマで会長を務めているジェームズ・パロッタ氏が、中国南方航空とスポンサー契約に向けた交渉を行っている」と報じた。

中国南方航空は、同国の航空会社としては最大の規模を持っていることで知られ、以前はバルセロナのスポンサーになるのではないかとも言われていた。

現在同社グループの代表者がローマを訪れており、ジェームズ・パロッタ氏らとの交渉に臨んでいるという。

このコネクションを作り上げたのは、以前バルセロナでマーケティングディレクターを務めていたローラン・コレットによるもの。

彼はカタール航空とのパートナーシップを結び、バルセロナに3600万ユーロ(およそ44.3億円)のスポンサー料を持ち込んだことで知られる敏腕だ。昨年10月にバルセロナからローマへと引き抜かれ、これがイタリアで初めての大きな仕事となる。

今回中国南方航空との交渉は年1500万ユーロ(およそ18.4億円)という額で提示されており、ローマにとって有利なものとは言えないものの、これまでよりはかなり大きい。

現在は通信会社『Wind』が胸スポンサーを務めているが、この契約は年550万ユーロ(およそ6.8億円)であり、これでもおよそ3倍の額だ。

もしこれが締結に至った場合、ローマはミラン、ユヴェントス(年1700万ユーロ=およそ21億円)らに続いてセリエAで屈指のスポンサーフィーを得るクラブとなる。

なお、サッスオーロはスポンサーフィーとして2200万ユーロ(およそ27億円)を受け取っているが、これはスポンサーであるMAPEIと同じ人物がクラブを所有しているためで、もちろん例外である。

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