『The National』は「マヌエル・ペジェグリーニ監督は、レアル・マドリー時代がキャリアで最も厳しい経験だったと話した」と報じた。

2004年に就任したビジャレアルで好成績を残し、2009年にレアル・マドリーとの契約を結んだペジェグリーニ監督。

この年再び会長となったフロレンティーノ・ペレスによって、チームにはクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマ、シャビ・アロンソ、カカなどの大物が加わった。しかしその一方でウェスレイ・スナイデルとアリエン・ロッベンが売却されており、チームは大きく様相を変えることになる。

結局このシーズンはバルセロナの後塵を拝して2位に終わり、リーガのタイトルを獲得できなかったペジェグリーニ監督は1年で解任され、ジョゼ・モウリーニョ氏が招へいされることになった。

ペジェグリーニ監督はこのレアル・マドリーでの1年について以下のように語り、最初からチームは大きくバランスを欠いていたと話した。

マヌエル・ペジェグリーニ
(マンチェスター・シティ監督)

「レアル・マドリーでの時間は最も苦痛なものだった。あのチームは全く完成されていなかった。まだフォーメーションを構築する段階にあったし、いくつかの明白な問題を抱えていた。

フラストレーションが溜まった。プレシーズンの段階で退任しようと考えるほどだった。

我々はあまりにも多くのストライカーを持っていたが、ミッドフィルダーが少なすぎた。それはチャンピオンズリーグで勝利出来るだけのチームではなかったんだ」

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