24日に行われたJ1の1stステージ第8節、横浜F・マリノス対サンフレッチェ広島。

開幕戦を落として以来リーグで無敗と調子の良いマリノスだったが、この日はGK飯倉の痛恨のファンブルで先制されると、後半に一度はPKで同点としたものの、その後、再び勝ち越しゴールを許し1-2で敗れた。

優勝を目指すうえで痛恨の敗戦を喫したマリノスだが、一方で今シーズン、伝家の宝刀FKを何度も決めている37歳・中村俊輔が決めたPKはカッコよかったぞ!

助走なしでのキックだ!

通常、PKにおけるGKは相手のシュート速度に対応するため、事前の情報や相手のモーションからキックの前に方向を予測して左右どちらかに飛ぶ。逆にキッカーにとって、助走がなければもちろんモーションを読まれずシュートの精度も上がるがそのぶん威力が半減するため、GKにキック後に反応されて止められてしまうことがある。

しかし中村は、“例え反応されても届かないコース”にきっちりと蹴り、日本代表経験もある林卓人からゴールを決めて見せたのだ。キックの技術に相当な自信のある選手だけができる、まさに職人技である。

チームは敗れたが、好調の中村俊輔はこの日も何度となく好機を演出。このPKも自らゴール前に飛び込み、ヘディングを放った際に相手のハンドを誘ったものだった。

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