昨年からMLSのニューヨーク・シティFCでプレーしている元イングランド代表MFフランク・ランパード。
英紙『Telegraph』が「彼はMLS史上最悪の移籍、NYCFCを出ていかなくてはいけない」という記事を伝えていた。
『Telegraph』
「フランク・ランパードがニューヨーク・シティFCに対して出来得る最大の貢献は去ることだ。できるだけ早くに。
それは、Designated Playerとして迎い入れられ、チームに大きな違いをもたらすことができたはずの選手としての餞別となるだろう。
ランパードは怪我続きで、実質的に違いを作り出せなかった。今季は1分もプレーできておらず、パトリック・ヴィエラ監督も彼の復帰を確信できないでいる。
ニューヨーク・シティは単純にランパードを必要としていない。
十分に構築できていないスカッドでMFには負担が掛かり過ぎている。求められるのは、不満を溜めているダビド・ビジャの負担を軽減するストライカーか、トップレベルのセンターハーフだ。
MLSのルールにより、チームが『Designated Player』の枠を空けるためにランパードに対してとれる方策は退団か引退だ。
多くのNYCFCファンたちは彼が出ていくほうがよりハッピーだろう」
前半部分ではこのように伝え、チームに貢献できていないため退団を選ぶのが最善だとしている。
現在ふくらはぎを痛めているランパード。昨季も10試合のみの出場に終わり、誰よりも不満を感じていたのは彼自身であった。ESPNに対してこう述べていたという。
フランク・ランパード
「ひどく不満だね。いずれにしろ、僕はひどい怪我人だよ。
チームと離れているのは、いつだって難しいものだ。その一部だと感じることができない。
別で練習して、自分で処置をする。何よりも参加したい試合日にも加われない。辛かったね。
ピッチ外では確かに楽しかった。ここに来てみて、この街は素晴らしいよ。
唯一欠けていたのは、プレーすることで、うまくいけばチームの勝利を手助けできる」
『Telegraph』では「ランパードはプレミアリーグ史上最も偉大な10人のひとりだ。また、彼はMLS史上最悪の契約でもある」ともしていた。6月には38歳になるランパード、果たして選ぶ道は…。