『Messenger』は「イングランド・プレミアリーグのエヴァートンは、100歳になる名サポーターの誕生日にサプライズプレゼントを贈った」と報じた。
今回100歳の誕生日を迎えたのは、その名もジョン・エヴァートン氏。
彼が同じ名前を持つクラブの試合を初めて見たのは1925年のこと。
グディソン・パークは1926年、そして第2次世界大戦で爆弾の被害を受けて1940年代に大幅な改修がされているため、それ以前のスタジアムを目にしていた貴重な人物だ。
100歳の誕生日にはエリザベス女王からのメッセージも送られたとのことだが、やはり驚きだったのはエヴァートンの計らいだったようだ。クラブは彼の元にかつての名選手で大使を務めているグレアム・シャープを送り、『EVERTON 100』と書かれた特製のシャツを手渡したのだ。
VIDEO: Happy 100th Birthday to John Everton! #EFC legend Graeme Sharp paid the lifelong Blue a visit to celebrate.https://t.co/2dcpk7SjTX
— Everton (@Everton) 2016年5月5日
エヴァートンTVのカメラクルーらの前で喜びを見せた彼は、「これまで見た最高の選手」という質問に対してディクシー・ディーンをあげた。
ウィリアム・ラルフ・ディーンは1907年生まれの名選手で、エヴァートンでは1925~37年にプレー。399試合に出場し、349ゴールを記録したストライカーだ。
ジョン・エヴァートン
「ディーンは点を取ったか? なんて質問はしたことがなかったね。
いつも『ディーンは何点取ったんだ?』って聞いたものさ」
ジョン・エヴァートンは8歳の時にレクサムからイーデイル・グローヴに移住し、そこで57年間過ごした。現在は妻のドロシーと共にヘイル・バーンズで生活しており、一人の息子とを3名の孫、3名のひ孫に恵まれた。
長寿の秘訣について聞かれた彼は、リンゴジュースを飲みながら以下のように語ったという。
「いつも、すぐ仕事を終わらせることさ」