ついに本日の日本時間午前4時より、2015-16シーズン最後のマージーサイドダービーがキックオフとなる。
イングランドサッカーの歴史上避けては通ることができない伝統あるダービーマッチは、全コンペティションを合計すればこれが226回目。
成績はリヴァプールの88勝、ドローが71回、エヴァートンが66勝という結果になっている。ちなみに、得点王はイアン・ラッシュの25点だ。
近年行われてきた試合の中で、最も印象的なものとは何か? 『Onefootball』のセレクトを見てみよう。
1989年5月20日 FAカップ決勝 リヴァプール 3-2 エヴァートン
リヴァプールのサポーター96名が亡くなったヒルズボロの悲劇から5週間、1989年のFAカップ決勝のカードはマージーサイドダービーとなった。
試合開始直後にジョン・オルドリッジのゴールでリヴァプールが先制点を決め、試合は1-0のまま終盤へ。
ロスタイムが間近となった89分、エヴァートンのスチュアート・マッコールが同点ゴールを奪取し、試合は土壇場で振り出しに戻された。
延長戦ではイアン・ラッシュの追加点でリヴァプールがリードするも、エヴァートンはすかさずマッコールの2ゴール目で食らいつく。
そして、シーソーゲームのクライマックスはやはりイアン・ラッシュだった。左サイドからのジョン・バーンズのクロスをフリーで合わせ、悲劇を経験したリヴァプールにトロフィーをもたらした。