『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのユヴェントスは、ローマに所属しているボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチの獲得に向かう」と報じた。
今季のスタートでは躓いたものの、その後怒濤の反撃を見せてセリエA優勝を成し遂げたユヴェントス。しかし、その一方でCLでは昨季ほどの成功を収められなかった。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、それを受けて来季こそチャンピオンズリーグで競争力を発揮したいと考え、大物の獲得を希望しているという。
それが、ローマで活躍する「FKマスター」、ミラレム・ピャニッチであるとのことだ。
当然ながら、ローマは彼を放出することを許すとは考えにくい。そして、どうせ売るならばセリエAのライバルを強化するのではなく、バイエルン・ミュンヘンやPSG、マンチェスター・シティなど海外の方が優先度が高い。
しかし、契約には3800万ユーロ(およそ47.2億円)のバイアウト条項(これ以上の額を提示すれば選手との交渉に移れる)が付いていると言われており、もしそれが出せるのならば一気に現実的になる。
ユヴェントスは、スペイン代表FWアルバロ・モラタに関してレアル・マドリーと争わないことで資金の流出を抑え、それによってピャニッチの入札額を引き上げようという方針も考えているようだ。