昨シーズンのJ1王者であるサンフレッチェ広島は8日、ホームでサガン鳥栖と対戦。

キックオフ直後に先制ゴールを奪うのだが、その基点になったのはDF塩谷司による“一撃必殺”なパスだった。

0-0で迎えた1分、ピーター・ウタカからボールを受け取った塩谷は鳥栖のディフェンスラインにギャップができているのを確認。するとそのスペースに柴﨑晃誠が走りこんでいるのを察知し、そこへダイレクトで繋げてみせた。

柴﨑に対しては鳥栖DF菊地直哉が一度スライディングで対応したのだが、このこぼれ球が広島MF茶島雄介のもとへ。フリーの茶島がこれを冷静に沈め、キックオフからわずか61秒で広島が先制に成功した。

先制点をもたらした塩谷のパスは、まるで中田英寿の“キラーパス”を彷彿とさせる切れ味であった。

映像を改めて見てみると、塩谷はすでにこの時点で柴﨑の動き出しを確認しパスコースを導きだしているようである。

鳥栖の陣形が崩れているならまだしも、キックオフ直後のダブルラインをこれだけ綺麗に抜くなんて…DFの選手とは思えぬパスセンスだ。

この先制点について塩谷は試合後、「あの時間帯に点を取れたのは大きかったです」とコメント。

また、「今日はチームみんなでつないで得点を取れたので、やっていて面白かった。いろいろな人が絡んで得点につながっていくっていうのがサッカーの醍醐味だと思うので、今日はすごく楽しかったです」とも振り返っている。

試合を優勢に進めた広島はこの後2点を追加し、3-0と勝利している。